美容整形のトラブルについて

美容整形は手術をした後にトラブルが生じることが少なくありません。まず感染症のリスクです。メスを使うので、傷口から感染することがあります。感染症は化膿や炎症の原因です。

手術室は感染予防のために、衛生管理を徹底していますが、美容整形を希望した本人の体調によっても感染のしやすさが変わります。次に出血することもあります。本来の手術では血管に触れることはありませんが、ミスをして血管を傷付ける恐れがあります。その場合、大量に出血したり皮膚の下に血が溜まったりします。

また皮膚を傷付けるので、少なからず痛みを感じます。痛みは体の正常な反応ですが、術後も痛みが続いて我慢できないことがあります。会社に行けないなどの社会生活に影響を及ぼします。これらのリスクを考慮して、最近ではメスを使わない手軽な美容整形が一般的です。

さらにクリニックによっては未成年の美容整形を禁止したり、親の同意書を求めたりして、術後の影響を最小限に抑えようと対策を行っています。しかし、中には年齢や名前をごまかして手術を受ける人もいます。それによって術後のトラブルに巻き込まれる自体が増えています。名前を偽装して手術を受けると、契約そのものが効力を失います。

トラブルの中には、保険が適用されて改めて手術を受けられる場合がありますが、無効になった契約では認められません。美容整形のトラブルを防ぐためには、リスクを十分理解するだけでなく、安易な気持ちで決断しないことが大切です。

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